一般財団法人 森記念製造技術研究財団

代表理事挨拶

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代表理事 森 雅彦

 日頃より、私ども森記念製造技術研究財団の活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。本財団は、工作機械産業の発展および人材育成、また人材育成に必要な、美しく、文化的な環境構築に貢献することを目的として、2016年3月に設立されました。
 DMG森精機株式会社では、これまで社会貢献活動として、産業界・行政機関および国内外の大学等の研究機関と協力関係強化を図り、実用的な研究開発活動を助成するため、日本をはじめグローバルに工作機械の貸与や寄贈を行い、また、国内外の優れたエンジニアを育成するため、奨学基金の設立および寄付を行ってまいりました。こうした地道な取組みは、昨今の新しい技術の開発・実用化に微力ながら資するものと考えております。併せて、DMG森精機株式会社が主たる事業拠点を有する奈良県および三重県伊賀市を中心に、地域の文化的な環境構築に関連する支援事業を行ってまいりました。
 本財団は、従来DMG森精機株式会社が行ってきた社会貢献活動を同社に代わり、一定の規模で安定的に取り組んでおり、現在その活動を推進しております。本財団が、こうした工作機械に関連する技術の向上および革新につながる助成事業を将来にわたり継続的に実施していくことは、工作機械産業全体が持続的に成長していく基盤の強化につながるものと考えます。またグローバルな研究機関とのネットワークを通じ、人材育成を支援することは、新興国を含め、グローバルな産業の発展に寄与するものと考えます。加えて、より公共性・公益性の高い地域の文化的な環境構築事業への支援を通じ、地域社会との連携を強化し、本財団の社会的責任の一端を担う所存であります。
 今後とも引き続き、皆様方のより一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。